
9・11 同時多発テロ後の、公共サービスの復旧
同時多発テロでワールド・トレード・センターが崩壊。
ニューヨーク市中心部の生命線となる全ての公共サービスが大混乱に陥ったときのことです。ガスと電力を供給するコン・エディソンは、マンハッタン住民のために何としても電力を復旧する必要がありました。
同社は、危機を脱するために、ニューヨーク全域の公共サービス会社からチームを召集、綿密な行動計画の立案に着手しました。まず行ったことは、巨大なマインドマップを描くこと。ありとあらゆる問題と必要なソリューションを洗い出し、次に各ステップに優先順位をつけて順番に並べました。そして特定の公共サービスの支障が他の公共サービスに与える影響を検討し、これを業務ガイドの基礎としました。
マインドマップにより、人的資源、アイディア、そしてノウハウが結集されたことで、公共サービスの正常化は手際よく進み、既に深い痛手を負っていた地域社会のストレスが大幅に軽減されたのです。
「いままで何時間もかかったことが、
数分でできるようになります」
時間管理のプロで、ベストセラー書『Time Management for Dummies』の著者であるジェフリー・メイヤーは、かつてはメモ魔と呼ばれるほどきっちりノートを取っていました。しかし、いまはマインドマップ派に転向しています。
その理由は、マインドマップを使うと思いついたことや考えを結びつけやすいからです。彼自身の言葉によれば、「マインドマップを使うと、かつては何時間も、ときには何日もかかったことを数分でできるようになります」とのこと。
紛争解決にマインドマップを活用。いまや重要な国際会議の業務マニュアルに
メキシコ政府は、世界貿易機構(WTO)の年次総会を開催する際、グローバル化に反対する抗議運動が予測されたため、安全保障会社・ビタリス社と協力し、衝突を円満に封じ込めるためのあらゆる方法をマインドマップに描き出しました。さらにWTO総会担当当局は、「彼ら対我々」という垣根を崩すために、グローバル化に反対する抗議者全員の計画と意向を、マインドマップに描いて抗議団体に見せたのです。
その結果、起こったことは、まさに奇跡でした。
- 総会の開催期間中、対人の暴力行為が一件もなかった。
- 対立していた派閥間で驚くほどの協力が見られた。
- グローバル化反対運動のリーダーたちが、WTO総会の主催者側がとった行動に感謝の意を示した。
その後、マインドマップが紛争の回避にどのように役立ったかについては、200ページの書類にまとめられ、重要な国際イベントを運営するためのオペレーション・マニュアルとして使われています。
僅か3ヶ月で、世界50位が世界4位に
ソウル・オリンピックが近づいていた頃 ― 英国漕艇チームは、オリンピック代表団から外されるかも知れないという深刻な問題を抱えていました。
チームはマインドマップで問題を分析。その結果、明らかになったのは、共通ビジョンがないこと、そして自分たちにはチャンスがないという諦めの気持ちが蔓延していたことでした。
自らの問題点に気づいたチームは、マインドマップで知識・才能を共有することで、新たなビジョンを確立、自らオリンピックに向けての戦略を打ち立てました。その結果、僅か3ヶ月間で世界第50位だったこのチームのランキングは急上昇。決勝では、予想外の第4位を獲得することになりました。
ワークライフ・バランスに活用。マインドマップで生活が一変
英国放送協会(BBC)のTVプロデューサーのロサリンド・ゴーウァーは、ワーキング・マザーであり、収拾がつかないほど仕事を常に抱えていました。状況改善のため、彼女は、【仕事】と【子供】をブランチにした家庭用のマインドマップを作りました。
彼女は、そのマップに、やらなければならないことをすべて書くようにしました。「歯医者を予約しなければ」と思ったら、マインドマップの適切なブランチに書き込むようにしたのです。
その結果、やるべきことは何も忘れないようになりました。またあらゆる情報を一覧できるので、仕事を分類し、スムーズに部下に割り振れるようになったのです。
仕事と家族とを結ぶツールとして、マインドマップを研修
テキサス州アーヴィンに本拠を置き、世界75ヶ国の8,000人におよぶ若手経営者のネットワーク、ヤング・プレジデント・オーガニゼーション。彼らは「YPOの活動への家族の理解・参加は、関係者全員の成長・発展を促進する」という基本的価値観を持っています。
YPOは目的を達成するため、家族全員を招待し、マインドマップを研修。同時にマインドマップでYPOの役割を説明することにしました。その結果、強い一体感が生まれ、チーム・メンバーは家族からのサポートを十分得ながら、積極的に仕事に取り組むことができるようになりました。







